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趣味占放談

主に東洋占術の思想を使ってあれこれ考察しています

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Author:やわたうま
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山狩り 

 先日地区の認知障害を持つお爺さんが行方不明となり、地区民、消防団員などが出動して一大捜索がありました。

 私は今回は本部待機で連絡員のお役目でしたので現場に出ることはありませんでしたが、山間部の農村地帯である当地区で行へ不明者が出ると大変な騒ぎとなります。。。

 ドラマなどでは映り具合の関係もあるのか、結構見通しのきく場所を歩いて山狩りする光景が使われているようですが、実際の山狩りはなかなか重労働なのであります。

 

 年に一度ぐらいはこの手の捜索があって時には、一週間も続く事もあり、今回も、はや、そのケースになるのかと誰もが心配しておりました。

 まあ、幸いな事に当日の捜索を打ち切った間際に発見され、当人も多少の衰弱はあるものの健康に問題はなかったが何よりでした。

 今頃の時期は山菜取りの方々も山に入りますので認知障害の方ばかりではなく、誰もが迷子になる可能性を秘めていますので、くれぐれもご用心の程を。。。私の住む地域では5月6月が一番山菜取りなどによる遭難が多く、全体の9割を占めていて、最近は増加傾向にあります。

 年齢的には7割が60歳以上の方で占められているのですが、いつも行きなれている山でも、どんな予想外の事が起こるか知れません。油断は禁物なのです。

 

 ところで、今回の捜索に当たり、実は折を見て立筮しておりました。10円玉5枚と100円玉1枚を使った略筮法です。得卦は『天地否の初六』でした。天雷无妄(むもう)に行くという卦です。

天地否

『否』は否定の否で、普通ならあまり宜しくありません。けれど占的は『おじいさんは何処にいますか?』というものでしたので、この卦は地形を示していると考えました。

 上卦(じょうか)は『天』で、空の見えるところ。。。また『天』には「覆う」という意味もありますので、屋根のある所とも解釈できます。

 下卦(げか)の『地』は山間部の農村地帯なので田畑を示す卦です。あるいは「平らな所」とも読めます。

 初爻を得ていましたので、とてもすぐ近くにいると思われました。

 実はお爺さんの身内の方々が、近くは自分たちで見て回ったと言っておられたので、2Kmほど離れた山中ばかり捜索していたのです。

 

 話しを聞くと、朝の4時に家を出て10時ごろお爺さんを見かけた人がいます。それから見当たらず家族からの通報があって翌早朝からの捜索となっていました。

 ところがその日は、昼頃に結構強い雨が降っていました。最後にお爺さんが見かけられてから約1時間ほどしかありません。足取りを辿るとそれまでは家を中心にあちっこっちをぐるぐると歩き回っていたようなので、そう遠くへ行っているとはどうしても思えませんでした。

 一日の捜索活動を打ち切って解散という時に、お爺さんが見つかったのですが、場所はなんと自宅から300mほどの所でした。

 

 その場所は以前老人クラブの方々がゲートボール場として使っていたところで東屋が立っています。といっても今は使われておらず放置されたままになっているために、結構背の高い草が茂っていて少し見ただけではまったく解らなくなっています。

 卦形を見ると確かに壁のない東屋の形で、場所も卦の通りの場所でした。。。^^;

 之卦(しか)は「天雷无妄(むもう)」でしたので、自然体。成り行き任せという意味の卦に変わっています。雨宿りの為に、その東屋に行ったのでしょう。そのまま自分の帰る家が解らなくなったのかもしれませんが、思い出したのか、おなかが減ったのか、丸一日以上もそこにいて、ようやく出てきたところを見つけられたという顛末のようでございます。。。

 

 無事に見つかったので、このようなことも記事に書けますが、、、皆様も、山中に入る際はくれぐれもご注意の程を。。。 ^^;

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2007/05/18 00:11|卜術房:易TB:0CM:0
 

流転して止まず 

 東洋占術の最も基本的なところに易があります。易は太極という大本が陰と陽という二つに別れ、これを『両儀』といいます。両儀は更に陰陽を付加して『四象』となり、更に陰陽を付加して『八卦』と進化します。この八卦が易の重要な基本になります。

 易はその八卦を組み合わせて、八卦×八卦の64卦から成り、一つの卦は六爻という陰陽からなりますので、全部で384種類の結果がでてきます。もし本筮法という方法で立卦しますと、更に之卦といって384爻に卦が変化しますので。一つの事を占っても384×384種類で約147000通りの結果が最終的に導かれます。

 

 陰と陽というたった二つの要素が147000通りの結果を私たちに示すのですから、その深遠さは計り知ることが出来ないのではないかと思うほどです。これほどの細分化も可能であるがゆえに、易は千変万化して移り行く人生の万象を占う事が可能ともなっているのでしょう。

 そのような易を学ぼうとする時に、もし147000通りの組み合わせを覚えようとすると、占者はいきなり迷路にはまり込む事になります。けれども、その組み合わせも実はたった八種類の組み合わせ、、、引いてはたった二通りの組み合わせしかないのだと理解すれば、とたんに易ほど理解しやすい占いはないと言うことになるでしょう。。。

 

 易を学ぼうとする人は、だれも147000通りの結果を覚えようとはしないでしょうし、易を教える人もそのような無謀な真似をすることはないでしょう。そう考えると、私達の人生もまさに易と同じようなものだという事に思い至ります。

 私達は様々な悩みや問題を抱えて生きていますが、その悩みや問題だけを見詰めていると、147000通りの迷路に迷い込む事になります。様々な問題や悩みも、実はたった二つのシンプルな問題の組み合わせではないかと、、、考えて見ますと、なるほど気付かなかった見方もできるようになるものだと思います。

 人それぞれに考えがあり、思いがあり、人生上の問題悩みがあり、一人一人がまったく違うように見えていても、それは実際には陰と陽という二つの要素の組み合わせに過ぎないのではないかと。。。そんな風に思えてきます。

 

 対外的なところばかりに目を向けると、まさか人間がたった二つの要素で出来ているとは、なかなか納得できるものではありません。それでも、よりシンプルに物事を見ようとする試みは、実に多くの収穫を与えてくれるものではないかと思います。

 シンプルだからこそ応用が利き、流転して止まない出来事に対応が出来るというものではないでしょうか。。。

 

 私達の周りには様々なハイテク機器が氾濫するようになりました。しかしそれらは、あまりにも高度になりすぎて、一箇所が壊れると、全体が駄目になるという危うさも含んでいるように思います。

 昔の車はどこかが壊れても、だましだましでも結構動いてくれました。直そうと思えば、簡単な構造を知っていさえすれば、素人でも結構修理できたものです。しかし、最近の車はそうは行きません。ヒューズの一本が切れても車は動かなくなってしまう事もあります。

 まるで、こうした構造は現代そのものに思えてしまいます。147000通りの変化を全て覚えようとして、迷路に嵌まり込むように、、、

 

 有天地然後有萬物と易経には書かれています。「天地有り、然る後に万物有り」と。この天地とは陰と陽、父と母、我と彼、心と肉体、、、、詰まるところ、こうしたたった二つの物の対立と統合の中に森羅万象が生まれるという意味です。

 更に言えば、その二つも太極というたった一つのものの中の局面に過ぎません。見かけの煩雑さに捉われず、シンプルに、物事を見てゆきたいものだと思います。

 

2007/03/14 21:03|卜術房:易TB:0CM:8
 

禁じ手 

 この時期になると先年亡くなった叔父を思い出す。命日はまだ先なのだが、祖母の命日に入院することとなった、その祖母の命日が近いからである。

 占術では人の死期を占うのは禁じ手であるが、一度だけ禁を破って占噬したことがある。それが叔父の入院に際してのことであった。祖母の命日に、もともと持病を持っていた心臓が悪化し入院。あまりにも縁起の悪い話につい噬を取ったのであった。

 人の生死をブログに書くのは憚れる事この上ないのであるが、当ブログにお越し頂いている方なら既に御存知のように、当ブログは私の遺書という意味合いを持っている。そこで、いつか自己戒の意味を込めて、私の子供達に書いておきたいと思っていた。どうか御容赦願い上げたい。

 

 私の叔父は11月に持病の発作を起こして入院した。祖父母の命日ということを除けば、そうそう気になる状況ではなかった。誰もが2〜3日の入院程度で退院してくるものと思っていたのである。

 しかし、様々な経緯を経て手術ということになる。誰もがその時は不安もピークに達していた。だがそれを放置するわけにも行かず、渋々の選択をするしかなかった。この辺の経緯については割愛するが、手術を終えて一週間ほどした頃、幾分容態も良い方へ向いたと連絡が入った。

 だが、私の不安は一向に消えることなく、禁じ手の占断と相成った。

 

 得卦は坤為地(こんいち)の五爻変で水地比へ之くというものである。卦図は下のようになる。

上爻━━   ━━     ━━   ━━

五爻━━   ━━ ● ⇒ ━━━━━━━

四爻━━   ━━     ━━   ━━

三爻━━   ━━     ━━   ━━

二爻━━   ━━     ━━   ━━

初爻━━   ━━     ━━   ━━

     地            比


 立噬した時、叔父は既に麻酔で眠らせられっぱなしという状況であった。当然意識もなく、身動一つ出来ない状況である。それが得卦にも現れていた。坤為地は全陰の卦であるから、無、動きが無い状態を示している。陰の極の卦だ。

 五爻は胸の位置を示しているので、近いうちに変化が現れると解った。ちなみに普通なら坤為地の五爻は大吉とされる卦である。

 しかし之卦は水地比で地(坤)が水(坎)に変わっている。水地比は水を満々と蓄えた田んぼという意味である。だから14日後に変化が現れると見たが、それは恐らく肺炎か肺水腫だろうと読んだ。そして27日後に逝去だと。。。

 結果は残念ながら易神の予告通りになってしまった。

 

 病状が好転し始めたと連絡を受け、皆がほっと胸をなでおろしても、私の気持ちは一向に上向かなかった。もちろん、私の占噬が間違っている事も十分にあったのだが。。。

 水地比という卦は帰魂卦という種類に入る卦である。文字通り魂が天に帰る卦という意味で、病人を占じてこの気を得るのはもとより宜しくない。それ以外のことであれば、坤為地も水地比も吉に部類する卦であるのだが。。。

 予想した当日、私は出勤すると、早々に従業員に指示を出し連絡を待った。程なくして一本の電話が鳴り、即座に叔父宅へと向かうことになる。

 

 占い(特に易)に関心がある人なら、どの様にして応期を出したか気になるところかもしれない。だが前述したように、この手の占事は禁じ手なので、ここに詳細を書くことは出来ない。

 みなが一喜一憂しながらも回復を祈り病状の僅かな好転に喜ぶ様を、この得卦を心の内に秘めて語れず、一人静かに見守る辛さは、私に罪悪感しか感じさせなかった。

 占者は時折り、人の見ぬ未来を垣間見るが、それが如何ほどの重大事なのだろうかと今でも思案する。占じても変え得ぬ未来を見るなら知らぬ方が良いこともある。いな、むしろ知らぬことがどれだけ人を苦しみから救うだろうと。。。

 いくら思案しても答えは出ぬが、それが禁じ手を破った私への易神の諌めなのかもしれないと重々思う。

 

2006/10/21 22:07|卜術房:易TB:0CM:8
 

易の思想は大事 

 東洋占術で根幹となるのが陰陽五行思想と易の思想だ。両者はいつの間にか結びついていったが、この二つの思想は分けて考えたほうが占いの理論を理解しやすいのではないかと思う。

 私が最初に読んだ易の本といえば中国の思想シリーズの「易経」 で、原文と訳文という構成になっており、意訳が少ないのが良かった。占いの本というよりは、このような時にはどう対処し、どのように生きるべきかというまさに思想書であり、今では私の座右の銘の一つになっている。

 断易の納甲表を見ると八卦にはそれぞれ十干が割り当てられている。

 乾=壬と甲、坤=癸と乙、艮=丙、兌=丁、坎=戊、離=己、庚=震、巽=辛

 という具合である。先天盤にまとめると下の表のようになる。

 丁 壬甲  辛
 己    戊
 庚 癸乙  丙


 九星が明らかに八卦を踏襲していると考えると、これは以外に重要なことなのではないかと思える。というのは、九星気学の著書を読むと、相性占いなどでは五行で判断するとする説明が多い。つまり○○■星の■の五行で相性を計っているわけである。

 だが、私の経験で言うと、これはあまり当てにならないと思っている。だからこそ傾斜法などで相性を見るという方法なども考案されたのではないかと思えるのだが、その傾斜法も相性占に限って言えばそう当たっているとは言い難いと私は思っている。

 そこで、相性を計る方法として、この納甲表が使えないかと思う。もう一つは八卦そのものを使う方法である。ただ、この場合五黄の扱いが難しいが、検証次第では見えてくるのではないかと期待している。

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2006/03/11 15:56|卜術房:易TB:1CM:10
 
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